販促POPで売上をあげる際に知っておきたい3つのこと

販促POPを書くといい、と言われたのですがどう書いていいかわかりません。先日、そんな相談を受けました。

販促POPはお店を持っている人には、絶対にやって欲しいことです。なぜならば販促POPはほとんどお金をかけずにすぐに開始できるからです。

また営業が苦手な人でしたら、販促POPを用意することで営業マンの代わりをしてくれます。

そこで今回は販促POPで売上を上げる際に、知っておいてほしい3つのことについてお伝えしますね。

1、誰にむけての販促POP?

販促POPを書くときに、一番大切なのが「誰に向けて」ということです。
この対象人物を曖昧にしてはいけません。

分かりやすく、例をあげますね。

ケーキ屋さんなら「お誕生日」なのか「頑張ったご褒美」なのか「季節の果物のケーキ」を求めてきた人なのか、対象によって書き方は異なりますよね。

薬局屋さんならもっと違いが出ますよね?喉が痛いのか、足の関節が痛いのか、お腹がいたいのかで薬の種類がありますよね。お腹の痛みにしても、胃なのか、腸なのか、どんな痛みなのかで、異なりますよね。

(現実に、医薬品については会計時に確認することが義務付けられています。ですが胃の痛みで選んだ薬が違いますよといわれて、また選びなおすなんてイヤですよね。)

美容院でしたら「髪の毛の傷みが気になる」人と「毎日のセットをなんとかしたい」人へも異なりますよね。

販促POPを成功させるためには、この誰に向けてというのは欠かせないことなのです。

その商品を欲しいと思っている人はどんな人なのでしょうか?
どんな人に、その商品は役に立つのでしょうか?

誰に向けての販促POPなのか、まずは考えてみましょうね。

2、POPには商品の特徴

誰に向けてのPOPなのかが決まったら、POPに書く商品の特徴を忘れずに書くことが大切です。

なぜその商品がおすすめなのでしょうか?

その商品が他の商品と比較すると優れている点はどこなのでしょうか?

「国内にて一貫製造」「国産品」など日本での生産されたものなのか、「手作り」をアピールするのか、希少なものなのか、それにより違いますよね。

例えば、お寿司屋さんでよくみかける「松・竹・梅」
松が一番高いので美味しいのかなあ、とは思いますがこれだけですと違いがわかりませんよね。

量の違いなのか、ネタ(品質)の違いなのか、中身(松は握り、竹はちらし等)の違いなのか、それにより注文するものは異なりますよね。

例えば、スーパーの卵を思い浮かべてください。

卵は価格が安定している商品といわれ、別名が物価の王様と呼ばれています。多くのお店で特売品として定期的に安く売られている商品ですよね。

でも実際に卵の売り場をよく見てみると、結構高価な卵も売られています。特売品の卵が10個入り1パック100円前後なのに対して、6個で200円や4個で300円というのもあります。
スーパーでは取り扱っていないことが多いですが、栄養価が高いとされる鳥骨鶏の卵は1個500~600円以上で売買されています。

価格でいえば10個入りの安いものがあるのに、わざわざちょっと高いものを購入するのはなぜでしょうか?

つまり、そこに何の表記もなければ人は価格でしか判断できませんが、POPなどで「なぜこの商品が高いのか」の理由があることで、価値を求めて人は購入していくのです。

烏骨鶏の卵が高価格でも売れるのは、そこに価値を見出しているお客さんがいるからです。

POPは購入するための理由を生み出してくれるのです。
まずはその商品の特徴を書いてみてくださいね。

3、POPに盛込みすぎないで

「誰に」むけてを決めた!「商品の特徴」も押さえたら実際にPOPを書いてみましょう。

このとき初心者がやってしまいがちなのが、POPに盛込みすぎることです。

例えば、青魚には集中力や記憶力を高める効果があるといわれています。記憶力や集中力は多くの人が欲しいと思う作用ですよね。

するとPOPには「毎日頑張っている受験生、テストを控えたお子さん、大きなプロジェクトを控えて毎日忙しいお父さん」などと「誰に」をできるだけ多くの人にしてしまいがちです。

確かに対象となる人物は間違っていないのですが、それではPOPを見てもお客さんはあまり響いてきません。また対象人物が絞り込めていないと、そもそも目に止めなくなります。

また文字の大きさも大切です。POPはあくまで店内の掲示です。チラシやDMなどと違って手元に引き寄せてじっくり読むということはありません。小さな字でたくさん書かれると、読みにくくなりますよね。

同様に色をあまり多く使いすぎるのも問題です。
12色の蛍光ペンを購入したからといって、1つのPOPに12色も使うと、ごちゃごちゃしずぎて、どれも目立たなくなるのです。

「誰に」向けて「特徴」をシンプルに書くことが販促POPで売上をあげるコツです。

販促POPで売上をあげる、まとめ

店舗経営者にとって販促POPは売上をあげる大切な役割を持っています。

・誰に向けて
・商品の特徴
・盛込みすぎない

で書くことで、反応が変わってきます。

そして何よりも、地域や年齢などもありそれぞれのお店のお客さんによって反応はまちまちです。

一度書いて反応がイマイチだったものは、少しずつ修正して行く事が売上をあげる近道です。

まずは書いて貼り出してみてくださいね。

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