店舗の売上アップにはお店の滞在時間がカギだった

あなたは買い物に行った際に、ついでに何かを買ったことはありますか?

私はコンビニやスーパーに留まらず洋服を買いに行ったり、趣味のものを買いに行った先で、ついでに買ってしまった経験がよくあります。恐らくあなたもありますよね?

今回はこの「つい買ってしまう」を生み出すことで売上がアップする仕組みをお伝えしますね。

お客さんの滞在時間はどのくらい?

実はお客さんがお店に滞在している時間は、売上に比例するというデータがあります。どういうことかというと、店舗に長い時間滞在すると、お客さんはその分消費金額が増えるということです。

この滞在時間でわかりやすい例がドンキ・ホーテですね。

ドンキ・ホーテのお店に入ったことがあればわかると思いますが、商品が所狭しと積み上げられている上に、通路が迷路のようになっていて、なかなか探している商品まで辿り着きません。

しかも店内は面白そうなPOPが随所に貼ってあるので、読んでいるとつい楽しくなり商品を手に取ってしまうのです。

こうやって店内を回ることで、買い物のチャンスを増やし売上アップにつなげているわけです。

身近なところでいうと、コンビニやスーパーの商品の配置も同様ですね。多くのコンビニやスーパーは、同じような配置をしていますよね。ナゼでしょうか?

それは出来る限り、お客さんに店内を回ってもらうためなのです。店内を回ることで、滞在時間が増え、買い物量が多くなるからです。

コンビニの主力商品はお弁当やおにぎりといったお惣菜と飲み物です。これらが店内入ってすぐに置いてあるコンビニをあまり見かけませんよね。特に飲み物は店内の一番奥にあるケースがほとんどです。

こうすることで飲み物を買いに来たお客さんに新商品のお菓子などに気づいてもらい「つい買ってしまう」状況を生み出しているのです。

あなたのお店ではお客さんの滞在時間はどのくらいでしょうか?

インターネットでもわかる滞在時間

この滞在時間ですが、ホームページ上での滞在時間も実はわかります。

ご存知の方は既に使用しているかもしれませんが、グーグルが無料で提供している「グーグルアナリティクス」を使用すると、あなたのホームページに来たお客さんが何分ぐらい滞在したか、がわかるのです。

これは、滞在時間が長いほどお客さんがあなたのホームページをしっかり見ているということです。つまりあなたの商品・サービスに興味があるということですね。

反対にホームページでの滞在時間が短いということは、所在地を確認したい、もしくはあなたの商品・サービスに興味がないことになります。

お店の滞在時間を増やす方法2つ

では、お客さんの滞在時間を増やして「つい買ってしまう」にはどうしたらいいのでしょうか?答えは2つあります。

1つ目は「お客さんのイヤがる行動をしない」

あなたはこんな経験ありませんか?
「気になってお店を覗いたけれど、店員さんがしつこく勧めてきて買う気にならなかった」
「店員さんがずっと後ろをついてきて、商品を手に取って見てると何か言ってくる」

私はたくさん経験しています(笑)

洋服や雑貨、ジュエリーショップなど多くのお店で上記のような経験をしていて思うのですが、こういう店員さんが傍にいると、そのお店でお買い物をしたくなくなりますよね。

私はそんな店員さんに会う度に「今日はお買い物の日ではないんだ」と自分に言い聞かせていますが、もったいないことですよね。

実際に店員として働いている知人にこの話をすると「今時、まだそんな人がいるの?」と驚かれますが、いるんですよね。念のために言うならば、東京のデパートでもセレクトショップでもいるんですよね。

あなたが何処か別のお店にお客さんとして行った際に、イヤだなあと思うであろう行動をしない、ということはとても大切ですよね。

2つ目は「滞在時間を増やす理由を作る」

冒頭に例に挙げたドンキ・ホーテはPOPがたくさんあり、興味があるものだけを流し読みするだけでも多くの時間が掛かります。これはお客さんが「何か目新しいこと(情報)はないかな」「面白いことはないかな」と無意識に探しているからです。

これはドンキ・ホーテに来るお客さんだけに限りません。

洋服店でしたらコーディネートの提案だったり、保管の仕方、洗濯方法、お花屋さんでしたら季節のお花についての情報や保存法などをPOPや掲示物を利用してお伝えすることで、お客さんの滞在時間は変わります。

これらを定期的に更新していくことで、お客さんの滞在時間はどんどん長くなっていくのです。これが「つい買ってしまう」を生み出すのです。

店舗の売上アップには滞在時間!のまとめ

店舗の売上アップには、ほんのちょっとしたことが関係しています。

・お客さんのイヤがる行動をしていないか?

・滞在時間が長くなるような理由を用意しているか?

あなたのお店でも一度「滞在時間」考えてみてくださいね。

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