売上をあげる、というと多くの人は客数を増やす事を意識します。やはりお客さんが入っていて賑わっているお店はいいですよね。
そこで今回は客数を増やす事に成功した例をいくつか挙げますので、ぜひ参考にしてくださいね。
客数を増やす方法1:メニューの違い
客数を増やすために、他店の違いが明確になっているとお客さんが選びやすいですよね。他店との違いについてはよく耳にすることですので、あなたも聞いたことがあるかもしれません。
「ウチは普通の店だし、特別な特徴なんてないよ」
他店との違いについて質問するとこのような答えが返ってくることがあります。でも、そんなことはありません、特徴が無いのではなく気づいていないのです。
あるイタリアンのお店ではメニューがありません。といってお任せのコースしかない、というちょっと高いお店でもありません。むしろ庶民的な価格のお店です。
オーナーがその日の食材を元に、おすすめの料理を口頭で伝えています。同じ食材でも合わせる食材にや部位によってベストな食べ方が異なるため、メニューが存在していないのです。
「ちょっと脂が多い箇所なんで、味付けはサッパリにしています」なんてオーナーから言われたら、料理に対する思いを感じてそれだけで美味しさも増しますよね
だから店頭に、メニューはありませんがオススメはありますと予め謳っているのです。これが他店との違いですね。
飲食店でしたら、食材のちょっとした違いで食べ方を工夫したりお客さんの好みを聞いて対応することは、よくあることです。
大切なのはあなたが何気なくやっていることを、どうやってお客さんに伝え知ってもらうかです。
多くのお客さんが知らない、あなたのお店のことは何があるでしょうか?
客数を増やす方法2:限定性を出す
限定性というと、先着○名様や本日限りの特売などが思い浮かびますが、ここではお客さんの対象に対して限定性を出します。
先日打合せで水戸に行った時のことです。打合せが長引き、ご飯を食べながら続きをしていたのですが、そこで見つけたのが冒頭の写真のお店です。実はこのお店、全国チェーンの居酒屋さんなのです。
居酒屋さんに子供連れというのは最近、よく見かける光景ですが賛否あるところですよね。それはつまり、大人の空間に子供を連れて来ることに対して意見が分かれるわけです。
連れている大人も、じっとしていられない子供と周囲を気にしながらでは大変ですよね。
そこでこのチェーン店ではキッズスペースを設け個室とすることで、大人も子供も気兼ねなく楽しめる場所を提供したのです。
子供がいるけれども居酒屋で楽しみたい、と考えるパパさん、ママさん達には大歓迎ですよね。もちろん大人だけの来店でも、子供が近くを走り回るなんてこともありませんから他のチェーン店より利用しやすいですよね。
反対に子供不可としている飲食店もあります。
これは静かにゆったりとした雰囲気で食事を提供したいという考えからですよね。
これも限定性です。子連れのお客さんの層は来店できませんが、それ以外の層に絞っているわけです。
あなたのお店ではどんな限定性が出せますか?
客数を増やす方法3:人数の制約
客数を増やす方法なのに人数の制約とは首を傾げたかもしれませんね。
でもカップルシートというのはご存知でしょうか?その名の通りカップル専用のシートです。つまり二人での利用のみ、というわけです。
お店としては2人より3人や4人の方が売上は上がりますが、あえて2人専用の席を用意しているのです。この専用席により特別感が生まれてお客さんが来店するのです。
この応用例でいうとお一人様用というのもありますよね。
カラオケや焼肉など、通常、複数人数で行くものと思われている場所に、お一人様用として提供しているのです。
こうすることで新たな需要を生み出して客数を増やすことに成功しているのです。
客数を増やす方法:まとめ
客数を増やす方法について、具体例をあげながらお伝えしました。
1、メニューの違いを出す
2、限定性を表示する
3、人数の制約をする
いずれも、小さな改善で始められることばかりです。お店の場所やお客さんの属性、地域性もあるでしょうから、どれが効果を生むかはそれぞれです。
ですが、少しずつでも改善していくことであなたのお店に合った形で客数は増えていくのです。
ぜひ一度考えてみてくださいね、