ベネフィットとは?マーケティングでみるお客さん目線

ベネフィット、直訳すると利益や恩恵という意味です。

もしあなたがブログを書いている場合は、ブログを訪れた読者の方やお客さんが、ブログを読んで「よかった」と思うことがベネフィットとなりますよね。

あなたのブログはお客さんにベネフィットを感じるように書いていますか?

実は自分ではベネフィットを書いているつもりでも、お客さんには伝わらないことがあります。これはブログだけでなく実際にお客さんに販売している時も同様です。

そこで今回はお客さんに伝わるベネフィットの伝え方についてお伝えしますね。

ベネフィットはどうやって伝える?

あなたは、あなたの商品やサービスをどのように説明していますか?

商品やサービスを説明するときは、お客さんの目線に立つ事が大切です。

例えば老舗の飲食店でこんな言葉をみたことがありませんか?
「創業○○年、皆様に愛されています」

老舗のお店ってその年数を支えてきた風格があるイメージが沸きますよね。

でもよく考えてくださいね。この言葉には素敵な響がありますが、実際にお客さんの目線で考えると、何がメリットなのでしょうか?

例えば
「減塩のメニューも用意。創業80年の定食屋が健康が気になるあなたに、身体に良い料理をお出ししています」
「蔵元直送の日本酒にこだわって常時20種類用意しています」
こういった言葉でしたら、すぐにお客さんのメリットがわかりますよね。

このようにお客さんの目線に立った書き方で伝える事がとても大切なのです。

ベネフィットを想像させる

もう1つ、お客さんにあなたの商品・サービスが提供できるベネフィットを想像してもらうこともあります。

このわかりやすい例が「ジャパネットタカタ」さんの宣伝です。あなたも一度はあの宣伝を見たことがあるのではないでしょうか?

ジャパネットタカタの宣伝は、商品の説明もしっかりとしています。例えばビデオカメラを例に取りますね。

ビデオカメラですと重さや撮影時間、画像の鮮明度がわかる画素数など、基本的な商品の説明もしっかりとします。ここまでは、どのお店もやっていますよね。

しかしその後が違います。

あなたがビデオカメラを買うのはどのような時なのでしょうか?

旅行に行く、結婚する、子供が産まれたなどありますが、一番多いのはお子さんの姿を残しておきたいということで、入園、入学式や運動会前などの記念行事だそうです。

その子供の行事をビデオカメラで撮った映像を、お祖父ちゃん、お祖母ちゃん達と一緒にみんなで観ませんか?と提案しているのです。

さらに、みんなで観られないなら、映像に残して送る事で、お祖父ちゃん、お祖母ちゃんも楽しめますよ、と伝えているのです。

この場合、重さや充電時間などの基本的な機能、さらには価格などはそれほど重要視していません。

ビデオカメラを買うことで、単に子供の成長記録として残すだけでなく、家族団らんの姿が生まれることを想像させているのです。

これにより、祖父母世代のビデオカメラの購入率があがったのはいうまでもありません。ビデオカメラをきっかけに、子供や孫と一緒に楽しみたい、という思いが購入につながったわけですね。

これが、ベネフィットを想像させる、ということです。

お客さんの目線で見るベネフィット

こうやってみると、ベネフィットはいろいろな提示方法があることがわかりますね。

それは何気ない説明でも同様です。

先ほどのビデオカメラでも、重さ200gという説明に缶コーヒー1本と同じぐらいの重さ、と伝えると、どのくらい軽いかが伝わりますよね。ちなみにりんご1個が約300gなのでこれよりも軽い、と伝えることもできます。

お客さんの目線で見ると、あなたの商品・サービスのベネフィットをどのように伝えることができるのか、どのような想像をしてもらえるのでしょうか?

ぜひ考えてみてくださいね。

 

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