お客さんが買わない本当の理由を知っていますか?

最近は、モノが売れにくい時代と言われていますね。
特に長年ビジネスをしている方からは、昔はもっと売れた、
というような声をよく聞きます。

なぜお客さんはあなたの商品を買わないのでしょうか?

お客さんに聞いてみる・・・?

よく「商品を買わない理由をお客さんに聞きましょう」という意見を
耳にします。

あなたは実際に聞いたことがありますか?
聞いてみて納得できましたか?その声を反映したことはありますか?
例えば、あなたが若い女性向けの洋服を販売していたとしますね。

あなたの商品を選ばなかった人に対して何故か聞いてみます。
すると多くの人は「可愛くなかったから」こんな答えです。

では可愛くすれば売れるのでしょうか?
残念ながら、売れません。

お客さんの「可愛くない」は決してウソを言っているのではありません。
ただ、それを可愛くした=買う、とは違うのです。

別な例を挙げますね。

主婦にAとBの2種類のお皿を見せます。

Aはカラフルでとてもキレイな四角いお皿
Bは真っ白のシンプルな丸いお皿

どちらがいいか、選んでもらいます。

すると多くの主婦はAのカラフルなお皿を選択します。
「とてもキレイな色」
「食事が楽しくなりそう」

ですが、実際に購入するか、というと買わないのです。
実際にはBのお皿を購入するのです。

なぜBなのか、聞いてみると
「Aは色合いを考えたりするのが難しい」
「いつでも何にでも使えない気がする」

お客さんの声はウソを言っているわけではないのですが、
買う本当の理由と一致するのか、というと違うのです。

ちなみに、私もこれらのお客さんと同様
Bのお皿を買うでしょうし、実際に自宅には白のお皿が多いですね(笑)

買わなかった理由はもっと単純なところにあるのです。
「着こなしができない」

「使い方がよくわからない」

急激な変化を嫌うから、買わない

そもそも私達は急激な変化を好みません。

ただ、ちょっとだけ変わったモノでしたら対応できるのです。

例えば、手持ちの洋服が黒と白のモノトーンばかりの人に
いきなり、赤や黄色の原色カラーの洋服を薦めても
購入のハードルは上がりますよね。

でも、藍色やダークグリーンの色の洋服でしたら、
チャレンジするかもしれません。

原色カラーでも現在の黒に合う、スカーフやストールなどで
似合う姿をその場で提示できると、購入するかもしれません。

つまり、お客さんは急激な変化は想像ができないのです。

でも、ちょっとの変化やそれが目に見える形であれば
受け入れることができるのです。

先ほどのお皿の例でしたら、
カラフルなお皿を使った、普段の料理の盛り付け例があると
想像が出来る分、購入へのハードルは下がるのです。

 
お客さんがあなたの商品を買わなかった本当の理由は
どこにあるのでしょうか?
購入した姿が見えるようにしていますか?

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