来年(2016年)の福袋に見る売上アップのコツ

先日、テレビで来年(2016年)の福袋について放送していました。
デパートではこの時期から、用意するのですね、大変。

福袋自体にはあまり興味がないのですが、
テレビを見ていて気づいた事があったので、それをお伝えしますね。

福袋でこんなことをして売上アップ?

福袋というと、一般的には洋服だったり、アクセサリーなどで
販売価格よりずっと高い価格の商品が入っている、
というイメージがありますよね。

最近では、家具や寝具、宝石などあらゆるものが
福袋として売られているイメージがありましたが、
先日、テレビで見たものはとてもびっくりしました。

よしもとの芸人さんと共演できる福袋として、
間寛平さんと舞台に一緒にたてる福袋。

最近テレビでよく見かける、海パン1枚で出演している
とにかく明るい安村さんと一緒にリズムネタができる福袋

などそんなものが福袋に?!というものがたくさん。

また元メジャーリーガーの石井さんによる野球や
サッカー選手によるサッカー教室などもあります

他に珍しいものでは、銀河鉄道999を描いた漫画家の松本零士氏が作中のメーテルと哲郎と共に描いてくれる福袋がありました。

これらを見て気づいたのですが、
福袋は冒頭に挙げた洋服などのモノだけでなく
普段、なかなかできないような体験を詰めてきたのです。

この発想は素晴らしいですよね。

1万円の福袋で5万円相当の洋服が入っているのは
とてもお得感があり、今まではこれだけで多くのお客さんが来店しました。

お店の開店前に行列を作り、初売り開始と同時に
店内に駆け込む姿は、あなたもニュースなどで一度は見たことがあるでしょう。

しかし、モノであふれるこのご時世、今までと
同じようなことでモノは売れにくくなっているのです。

そこで今回のような体験が販売されてきたのです。

そういえば、他に九州地方を走る新幹線ななつ星を
デラックススイートルームで回る旅などもありました。
しかも東京から福岡まで往復飛行機のファーストクラスだそうです。

これも普段できない体験ですよね?

あなたのビジネスと福袋の関係は?

福袋の内容が面白いからという理由で、この記事を書いているわけではありません。

またあなたがよしもとの関係者やJR九州の方でなければ
直接、福袋の売上とは関係ないように思えますよね。

でもよく考えてくださいね。

モノを売っている代表ともいうべき小売業者である百貨店が、
モノではなく、体験を販売してきたのです。

であるならば、今後、あなたのビジネスのどこかに
体験を入れていくべきではないでしょうか?

もちろん、既に取り入れている方もいらっしゃるでしょう。

ですが、全体でみると体験型のビジネスを実施されている方は
まだまだ少数です。

なかなか発想が難しい、かもしれませんね。

こんな事例があります。

去年の夏、市販の100円程度のアイスクリームを、渋谷で
10万人に無償提供するという2日間限定のキャンペーンが行われました。

7月の暑い中、親子連れやカップルなどが、美味しいね、といいながらアイスクリームを夢中で食べました。

これも体験型のビジネスです。

珍しいイベントのため、メディアにも捉えられるでしょうが、
それだけではありません。

アイスクリーム自体は、既に多くの場所で販売されているので
その場で口にした10万人の人たちは、美味しいという体験を
思い出し、次回購入するようになります。

また、そこでアイスクリームを食べた人が、口コミとなって
話題は広がっていくことで、食べてない人もまた
そのアイスクリームを手に取り、食べるようになるのです。

さらにツイッターやFacebookなどのSNSにより
このアイスクリームの話題はどんどん拡散され、
もっと購入されるようになるのです。

 

体験型のビジネスは今後も広がりつつあります。

 

あなたのビジネスではどんな体験ができそうですか?
一度考えてみるといいかもしれませんね。

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