最近、飲食店等でメルマガやLINEの登録をして下さい、お買い得情報を配信しますよ、
なんていう張り紙を目にするようになりました。
私は仕事柄、結構マメに登録するのですが、せっかくのお客さんとのつながり、活用していない人が多いです。
もったいない・・・
地域密着型の店舗でしたら、お客さんの人数は限られています。
その中で、わざわざ足を運んでくれて、あなたのお店を利用したお客さんがいて、これまたわざわざ登録してくれたのに、それっきり。
非常にもったいないですよ。
ということで、今回はこれらを最大限活用する方法をお伝えしますね。
メールマーケティングをしていますか?
メールマガジン(通称メルマガ)の登録やLINEの友達追加などはお客さんとの接点が持てる大切なツールの一つですよね。
いずれも、QRコードを携帯で撮影するだけで簡単に登録ができるというのが、お客さんが気軽に応じてくれる要素の一つと言えますね。
あなたがもし、このような仕組みを利用していないのでしたら、今すぐ、開始しましょう。
店舗型のお店でしたら、その場で登録し画面提示で割引サービスや、プレゼントといった企画を用意すれば、多くのお客さんは応じてくれます。
これであなたは、お客さんの情報が入手できたことになりますよね。
もちろん、メルマガやLINEでは個人の詳しい情報はわかりません。
でも一度はあなたのお店に来店したか、興味があった人の連絡先です。
この連絡先を活用するのがメールマーケティングです。
メールマーケティングの成功例
こんな例があります。
それはある地方のパン屋さんです。
そのパン屋さんは、美味しいけれど普通のパン屋さんです。少し詳しくいうと、決して街中にあるわけではありません。
したがって多くのお客さんは車で来店するようなお店です。
このパン屋さんが、メルマガを大いに活用しています。
例えば雨が降れば「雨降りサービス」、新商品が出たら「超おすすめ新商品のお知らせ」などメルマガで案内をしています。
もちろん店頭にも張り紙はしていますが、多くの人が行きかう場所ではないため、それに気づく人は多くありません。
そこでメルマガの活用なのです。新商品のお知らせを受け取ることで、興味を持ったお客さんが足を運び、購入していくのです。
おかげで地方の普通のパン屋さんにも関わらず、売上はずっと右肩上がり。最近はちょっと遠くからわざわざ購入するお客さんが増えているそうです。
素晴しいですね。
メールマーケティング=安売りではありません
こういった成功例をお伝えすると「そんなに毎回、新商品なんて出ませんし、セールだって頻繁にはできません」といったお声をよく聞きます。
もちろん、そうですよね。
一般的にパン屋さんは、お客さんに飽きられないように定期的に新商品を出すのですが、それだって毎週というわけではありません。
また雨の日サービスも雨だから毎回サービスをしているわけではありません。パンは賞味期限が短いので、当日に売り切らなくてはいけません。
お店は当日の売れ残りの状況をみてメルマガを発信するのです。ですから雨の日以外も「夕方のタイムサービス」もありますが、定期的ではないのです。
メールマーケティングというと安売りの案内と思われますが、決してそうではありません。実はパン屋さんの場合、パンのおいしい食べ方やマメ知識など、パン好きのお客さんが喜ぶような情報も発信しているのです。
食パンを買ったらどうやって保存するのがいいのか、なぜクリームパンはグローブのような形をしているのか、などです。
お客さんに今後どんなパンがあったらいいか、質問もしたり、人気パンの投票も行っています。
メールというお客さんとの接点を最大限、有効に生かしているのです。
メルマガやLINEをどう活用しますか?
メールマーケティングについて、なんとなく理解できましたでしょうか?
先ほどの例はパン屋さんですが、あなたのビジネスにはどうやってあてはめますか?
整体師さんでしたら、自宅でできる肩凝りストレッチということでお客さんとの接点を作ることができますよね。
美容院だったら、伸びかけの髪の毛をキレイにまとめる方法などの案内も出せますね。
ではネイルサロンだったら?動物病院だったら?税理士さんだったら?
あなたのビジネスでお客さんとの接点を作れるような、何が発信できますか?
ぜひ一度考えて活用してみてくださいね。