見込み客のリストはキャンペーンで集めよう

先日、とあるお店で△△を注文した人を対象に「抽選で○○名様にプレゼント」というキャンペーンがありました。あなたも、こういったキャンペーンをよく見かけると思います。

私はこういったキャンペーンが大好きです。といってもただプレゼントだけに興味があるのではなく、どういう手法なのかなぁ、と考えるのが大好きなのです。

ところが今回のキャンペーン、有名なお店が行っているのにもかかわらずとても残念な点がたくさんありました。

こういったキャンペーンはビジネスの大、小はあってもそれなりのお金をかけて行っているので、ちょっとのミスが失敗につながりかねません。

どんな点がいけなかったのでしょうか?

キャンペーンの成功には

そもそもこういったキャンペーンはどういった目的で行っているのでしょうか?目的はいくつか考えられます。

・単純に多くの人に参加してもらって喜んで欲しい
・いつも購入(利用)してもらっている人に利益を還元したい
・キャンペーンを機会に△△という商品を購入して欲しい
・この先も商品の案内をしたいので連絡先が知りたい

目的が1つの時もあれば複数にまたがることもあるでしょう。

しかし、いずれの場合も「多くの人に参加して欲しい」という思いは必ずありますよね。せっかくのキャンペーンなのに応募してくれる人が少数だったらテンションが下がるだけでなく、商品の魅力についても考えなくてはいけないケースもあるかもしれません。

だからこそ、多くの人がキャンペーンに応募したくなるような手法を取る事がとても大切です。

1、登録は簡単に

多くの人に登録してもらうには、簡単な方法であることが大切ですよね。

そういった意味では、私が体験したキャンペーンは名刺サイズのカードにQRコードが印刷されていたので、スマートフォンでQRコードを撮影するだけでしたのでとても簡単でした。

お客さんへお願いするアンケートハガキなどもそうですが、まれに切手を貼ってお出し下さい、などというハガキを見たことがあります。

切手を貼って応募するとなると手間もかかりますし、お金もかかりますよね。当然応募の人数はそれだけで減少してしまいます。企業のイメージに対してもあまりいい傾向とはいえませんよね。

もっともこういったプレゼントなどの応募マニアにとっては、切手を貼って応募というのは応募者が少ないので、当選の確立がとても高いそうで人気だそうですが、キャンペーンの目的からは外れているような気がしてなりません。

2、入力(書く)項目は最小に

さてQRコードからキャンペーンの応募項目に移ると、そこに入力する項目が出てきます。あなたの連絡先だったり、商品に対するアンケートだったりを入力しますよね。

ところがその時のキャンペーンはアンケート項目だけで12項目、連絡先の項目は9項目と大量にありました。

先ほど登録がQRコードと書きましたが、これはスマホでの登録です。選択式になっていてボタンを選ぶものもありましたが、そうでなく直接入力するものも多くありました。

スマホや携帯などで多くを入力することはとても手間ですよね?これがたくさんあったらどうでしょうか?ちょっと面倒な気分になりませんか?

実は私もそんな気分になりました。

せっかくお客さんの意見を聞くなら、より多くのことを聞きたい、多くの意見を聞きたいと思う気持ちはわかります。しかし、あれもこれもと詰め込んでしまっては聞きたい意見は何一つ聞くことができないままです。

だからこそ、こういったキャンペーンを行う時は出来る限りお客さんが登録しやすいようにすることが大切ですね。

3、プレゼントは明確に

今回、こちらのお店ではキャンペーンを実施するにあたり、名刺サイズのカードを用意して、商品を注文した人に、そのカードを配布していました。そこにQRコードが書いてあったわけですね。

ですが、そのカードにはどんなものがプレゼントなのか、記載がありませんでした。これはとても残念です。

店内にもキャンペーンを開催している案内はあるものの、プレゼント商品の記載はありません。

その商品には興味はなくてもプレゼントの内容だけで、商品を購入するお客さんはたくさんいます。

例えば販売する商品がダイエットサプリだとして、プレゼントがそのCMをしている男性タレントが掲載されているQUOカードだったとしたら、少なくとも男性タレントのファンはプレゼントが欲しくて商品を購入しますよね。

キャンペーンの目的によりプレゼントは異なるでしょうが、プレゼントを明確にすることで、より目的に近いお客さんが応募してくれますよね。

キャンペーンは行った後も大切

多くのビジネスで、無料キャンペーン、お試しキャンペーンやプレゼントなどを行っていますが、実はこういったことを開催した後も、とても重要です。

せっかくあなたの商品やサービスに興味をもってくれた人の連絡先です。つまりこれが見込み客となるのです。

キャンペーンに当選できなくても「またキャンペーンを行います」「今後とも商品△△をよろしくね」などの案内を送る事ができますよね。

もちろん、こういったことをするからには応募の際にその旨を明記する事は当然の事ですよ。

しかし、残念ながらせっかく苦労して開催しキャンペーンに応募してくれた連絡先をそのまま放置する人が多くいます。

もったいないです。

入力の手間を惜しんで応募してくれたお客さんです。ぜひとも連絡先を活用して、ビジネスに活かすようにしましょう。

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