「花屋を経営しています。なかなか売上が伸びずに悩んでいます。景気が悪いと花代は真っ先に削られるからだと思いますが、どうしたらいいでしょうか?」
そんな質問がメールで届きました。ありがとうございます。
お花屋さんと言うと、女の子が一度は憧れる職業ですが、確かに景気の影響を受けやすい感じはありますよね。
そこで今回はお花屋さんの売上アップの方法についてお伝えしたいと思います。
お花屋さんの売上を上げる2ステップ
1、お客さんのリストを作る
お花屋さんで会員登録などをした経験がある人は少ないのではないでしょうか?
会員登録をしてもらうには理由が必要です。
登録した方にはセールの案内はもちろんのこと、お得意様だけのご案内、さらに誕生日にはお花をプレゼントしています、といった特典を用意することで、会員登録を促します。
この特典がたくさんあったり、魅力的な内容だったりすると、お客さんはどんどん会員登録をしたくなりますよね。
ただこの場合、、お客さんの年齢層によって、携帯電話(スマートフォンやタブレットも含む)での登録にするか、用紙に書いていただくかにするといいですよ。
20代、30代のスマホなどでの登録が問題ない世代ですと、書くことを億劫に感じますし、年齢が高い世代ですと、スマホでの登録より書く方を希望しますよね。
お花屋さんでは、予約をしていない限り、花束にしたり、包んだりする時間があるため、お客さんが待たされる時間が発生します。
この待ち時間に、登録してもらうような工夫をすることで、登録人数も多くなりますよね。
お客さんのリストができたら、セールや季節のお花のご案内ができるだけではありません。
あらかじめ混雑が予想されるお盆やお彼岸、クリスマスや最近ですとハロウィンなどを事前予約などで、売上の確保をすることができますよね。
お客さんのリストがないお店は今すぐ、会員登録をしてリストを取るようにしましょう。
2、大切な人への贈り物のご案内
あなたがお花を買うのはどんな時でしょうか?
最近は、家にお花を飾る人も増えているようですが、やはり贈り物が一番多いです。誰もが思い浮かべるのが母の日ですよね。
それ以外ですと、どんな時でしょうか?
大切な誰かの誕生日や記念日、クリスマスなどのイベントや、入学、卒業、退職などの人生の節目の時があげられます。
このような時にお花を受取ったら、とても嬉しくなりますよね。
でも実際には、ついつい忙しくてこういった事は忘れてしまいがちです。
仕事が忙しくて、ついうっかり彼女さんの誕生日を忘れて大ゲンカになった男性の話をよく聞きますが、毎日バタバタしていると、ついうっかり、なんてやってしまいがちです。
そんな時に、お花屋さんから「大切な○○さんのお誕生日が間もなくです。素敵なお花を贈りませんか?」というご連絡がきたらどうでしょうか?
まるであなたの秘書のように、事前にアナウンスをしてくれたら、もう、うっかり忘れるなんてなくなりますよね。
このような仕組みを作るのです。
やり方は簡単です。
前項での会員登録時に「あなたが花を贈りたいと思う人の名前(or続柄)と日付をご記入下さい。日付の2週間前にご案内を送付します」という一文の元、記入欄を設けるだけです。
たったこれだけです。
ちなみにこの仕組みを使っている花屋さんを私自身が利用していますが、とても便利です。
毎年お花を贈る機会があるのですが、忘れてしまったり、忙しさにかまけて後回しにして過ぎてしまったりするのを防いでくれるからです。
またお花屋さんは記録をつけていて、同じようなイメージにならないように、でも気に入った花や形は、翌年に生かしていただくような工夫もしています。
おかげで贈った相手は毎年大喜びで、あげる私も嬉しくなります。
有能な秘書を雇ったようなこの花屋さんのおかげで、私のカブはあがりますし、お花屋さんも定期的に注文が入るのです。
こんな素敵なお花屋さんですと、他のお店には行けなくなりますよね。
事実、このお店はいつも賑わっているだけでなく、予約の依頼の電話も多いのです。
こうやってリピーターが生まれ、ファンとなり売上が上がる仕組みとなるのです。
この方法、今回は分かりやすいように、お客さんを個人としましたが、対会社での納品があるお花屋さんはもっと生かせますよね。
たった2ステップです。ぜひやってみてくださいね。