会社名以外でインターネットで検索して見つけてもらったことがありません。どうやったらお客さんが見つけてもらえるのか、わかりません。どうすればいいのでしょうか?そんな質問を先日お会いした方から受けました。
ネットの検索で見つけてもらうには、テレビや雑誌、チラシなどとは大きく違います。
テレビなどではまずイメージを先行させ、繰り返し放送することで商品などを認知してもらって購買意欲を刺激していく方法を使っています。
例えばテレビで肉汁がしたたるようなハンバーグを食べているシーンなどを見ると「あのハンバーグが食べたい」という気持ちになりますよね。これを繰り返すことで、購入してもらうことにつなげています。
それに対してネットでの検索は知りたい事、興味がある事をまず自らの手で行動した(検索した)結果が表示されます。
先ほどのハンバーグを例にとるなら、ハンバーグの美味しい作り方をネットで検索していると、こだわりの手こねハンバーグが表示されたらどうでしょう。食べたくなりますよね。
ネットで見つけてもらう方法のメリットは、ここにあります。自分自身で見つけたものなので、試してみたり、購入してみたりすることにさほどためらいが発生しないのです。
これは、自分が探して見つけたものは無意識にいいものだと信じる傾向があると心理学的にも言われているのです。
つまりネットであなたのサイトを見つけたお客さんは、あなたの商品・サービスがいいものであると思う傾向がある、ということです。
思っている以上にネットで検索され見つけてもらうということは重要ではないでしょうか?
ではどのようにしてお客さんに見つけてもらうのでしょうか?今回はネット検索で見つけてもらう方法3つについて、お伝えしますね。
目次
ネットで検索して見つけてもらう方法その1:広告
1つ目はお金を払って広告を出す事によって、見つけてもらう方法です。
もちろん広告はインターネットでの広告です。インターネット広告の利点は2つあります。
1)低予算から始められる
インターネット広告の多くは広告がクリックされて始めて課金されるケースです。この場合、そこに広告が表示されていてもクリックされなければ費用がかりません。チラシのように1万枚印刷したからいくら、というのとは原理が違うのです。
また1日の予算や1ヶ月の予算を設定することが出来るため、1日1,000円までという限定をつけることも可能です。したがって初めて広告を出す場合や広告の反響を知りたいときなどに効率よく始められます。
2)出したいと思うところに出せる。
業界の専門雑誌などに広告を出すのと同じように、インターネットでもあなたのビジネスと関連するところに広告を出すことができます。テレビのCMのように全ての人を対象とするのではなく、興味がある人が見るような場所に出す事ができるのです。
これにより無駄なお金を払う可能性がさらに低くなりますね。
広告を出すにはいろいろと決まりがあり、手間もかかりますが、低価格で関連した人に向けて発信できるというメリットがあります。
これにより検索した際に見つけてもらうことが可能なのです。
ネットで検索して見つけてもらう方法その2、検索
お客さんが知りたいと思う事を、自ら行動して調べてもらって見つけてもらうパターンです。
例えば、切れない包丁があると、包丁の研ぎ方をネットで検索しますが、そのサイトでは研ぎ方だけでなく、日常の管理の方法など包丁に関して様々な情報を掲載していると、また何かあった時にサイトを見ますよね。
新入社員でネクタイの結び方に困ってサイトを検索してみると、アパレル店員が結び方だけでなくネクタイの選び方、上着との合わせ方などを紹介していると、興味が沸いてきますよね。
先に説明した広告も同じように検索した後に見つけてもらうのですが、広告はお金を払うことですぐに見つかるのと比較すると、広告を使わない場合、それほど単純には見つけてもらえないので、いかにしてあなたのサイトを見つけてもらうかがポイントとなります。
そのポイントが検索するときのキーワードです。
お客さんが知りたいと思う情報に関するキーワードやお客さんが困ったときに検索するであろうキーワードをサイトに入れておくことがポイントです。
例えば学習塾を運営していたとしますね。
学習塾を探す人はどんなことで検索してくるのでしょうか?ちょっと考えてみてくださいね。
例えば数学や古文など特定の教科が苦手で強化したい人や、塾の選び方を探している人、受験で合格したいと思っている人や成績アップを考えている人、授業についていけない人や単純に英単語をしっかり覚えたいと思っている人まで様々です。
そういった人たちが検索する際に使うであろうキーワードをサイトに入れておくことで検索したときに見つけてもらえるようになるのです。
そしてもう1つ、検索するキーワードは1方向ではない、ということを覚えておかなくてはいけません。
わかりやすく例を挙げると、店舗で買うときの本やワインを想像してください。
実店舗では本やワインは1方向で陳列されています。本ですと多くは作家別、もしくは出版社別の作家別で陳列されていますよね。ワインですと国別で白赤というのが多いのではないでしょうか?
最近は陳列も様々な工夫がされていて、本ですと細かなジャンル別、マンガでは結末別なんていうのもありますし、ワインでは料理別だけでなく気分に合わせて、という陳列もありました。いろいろ考えていらしていて、それだけで興味をそそられますね。
しかしいずれにしても、商品を置く場所に限りがありますから、どれか1つの方法でしか陳列することはできません。
ところがインターネットでは、これらの方法が無限に出来ます。商品は1点しかなくても他方向からの検索ができるのです。
先ほどの本やワインの例で説明しますね。
本でしたらシリーズ物や単発のもの、短編、長編やページ数によって検索する事もできます。ワインですとブドウ品種や価格、飲み頃の温度や季節・シーンに合わせてといった具合です。
それぞれのキーワードをいくつもサイトに入れることで、お客さんが見つけやすくなります。でも商品在庫は1つでもいいのです。
こういったことが出来るのがネット検索の一番大きなメリットとなります。このメリットを生かして、お客さんが検索するだろうキーワードを1つに限らずサイトにいれておくことで、見つけてもらえるようになるのです。
ネット検索で見つけてもらう方法その3、SNS
ビジネスをしている人であれば口コミの大切さは、ご存知だと思います。この口コミがインターネットでは驚くほどのスピードで広がります。
これはツイッターやライン、facebookなどの媒体とスマートフォンやタブレットの普及によるのですが、口コミとは比較にならない早さですよね。
近年ではこういったSNSで拡散された情報によって知ったことを、改めて検索して見つけてもらうというケースも多く見られます。
SNSで話題になった商品そのものでなくても、似ているような商品であったり、似たようなネーミングであると検索されて見つけてもらうことも多々あるのです。
ネット検索で見つけてもらう方法、まとめ
ネット検索で見つけてもらう方法として
・広告
・検索
・SNS
の3点をお伝えしました。
特に検索について、日頃サイトを作成する際にキーワードに気をつけて作成することで、お客さんに見つけてもらう可能性が大きくあがります。
いくつもの方法を併行することで、お客さんが検索して見つけてもらう確立がどんどんあがっていきますので、ぜひ実践してみてくださいね。