「商品やサービスが思ったほど売れない」
経営者なら一番辛く苦しい時ですよね。
特にそれが一生懸命に生み出しだ新商品・新サービスですとさらに落ち込みますよね。
そこで今回は商品が売れなかったときに考える5つのことについてお伝えしますね。
目次
商品が売れない時に見直す1:ニーズがない
本当にその商品は必要とされているのでしょうか?
商品が売れない時に、真っ先に考えてほしいことが、ニーズについてです。
「あるといいよね」
「これ、便利かも」
「面白そう」
こういった声をもとに商品を作った場合、特に注意が必要です。
こんな例があります。
食器などの展示場において、一番人気があったのは青磁色のとても素敵なお皿でした。
誰もが素晴らしい、欲しい、と口にします。
しかし、その時に一番売れたのはシンプルな白のお皿でした。
青色のお皿は見た目にはキレイでいいのですが、どう使っていいかわからない、
使う時が限られてしまいそう、そんな声がありました。
反して白いお皿なら、どんな料理にも合わせることができますよね。
そこで多くのお客さんは無難な白いお皿を購入していったのです。
あなたの商品・サービスは本当にニーズがあったのでしょうか?
商品が売れないときに見直す2:ターゲットが違う
商品やサービスを勧めた相手は、正しかったのでしょうか?
例えば、子供向けのおもちゃを取り扱っていたとします。
これをお店に来た子供に見せたとしましょう。
魅力的なおもちゃでしたら、きっと子供は欲しがりますよね。
でも実際におもちゃを購入するのは子供ではありません。
もちろん、子供さんが親にねだって買ってもらうというケースもありますが、いずれにせよ親に決定権があります。
すると実際に使う(遊ぶ)人ではなくて、親が納得するように勧める方が購入してくれる確率は高くなります。
これは普通のおもちゃのように見えますが、実は知育玩具なので脳の発達に凄くいいですよ、
プラスチックにこだわっているので、乱暴に扱っても壊れませんので、ずっと遊べますよ、
などなど、
親からみた視点が大事ですよね。
もしかしたら、祖父母かもしれません^^
あなたが商品を勧めた相手は、本当に商品のターゲットの人だったのでしょうか?
商品が売れなかったときに見直す3:伝え方
どうやって商品・サービスの良さを理解してもらうか、それが伝わらなければ、お客さんは買いません。
ウチの商品はいいよ!
他にはない特別なモノだよ!!
一流の人が対応しているよ!!!
これですと、良さは全く伝わりませんよね。
しかも同業他社もみんな同じことを言っていますし・・・
例えばジムを運営していたとしますね。
「引き締まった身体になります」ですと男性には響きますが、女性には全く響きません。
反対に
「ウエストがキュッとくびれ、ヒップアップ効果があります」ですと女性は飛びつきますが、
男性には興味ありませんよね。
お客さんにしている人は、どんな言葉なら反応するでしょうか?
どんな伝え方をすれば、興味をもってくれるでしょうか?
商品が売れなかったときに見直す4:告知や広告が合っていない
その商品・サービスはどのようにして告知したのでしょうか?
ビジネスをしていると、告知や広告方法についていろいろな方法が耳に入ってきます。
きっとあなたのところにも、メールや電話、SNSなどで「○○で売上が倍に!」なんて営業が山ほど来ていますよね。
でもその方法で、あなたのお客さんは目にすることが出来たのでしょうか?
例えば
「お店の店頭に張り紙をした、」
としたらお店の前を通る人しか目にすることができません。
お店の前を通る人は、あなたの商品・サービスに興味がある人なのでしょうか?
厳しいことを言うと、お店の前を通った人ですら必ず見ているわけではありませんよね。
また
この商品は10代~20代前半の若い女性がメインだから、今ならインスタグラムだ!
と時流に乗ったところで、その後の動線を作っていなければ、売上にはつながらないのです。
あなたの商品の告知や広告は、お客さんに合っていますか?
その後の動線は作られていますか?
商品が売れなかったときに見直す5:デザインが悪い
デザインというと驚かれるかもしれませんが、この場合、商品自体のデザインと
告知や広告に使うデザインと両方に当てはまります。
商品や広告などのデザインが悪い、とい聞くと
「カッコイイ」デザインのものなら売れるように聞こえます。
ですが、そうではありません。
お客さんとする人が好むデザイン、つまり売れるデザインになっていない、ということです。
例えば
商品自体が金を使った煌びやかなものだったとしましょう。
中華系の方にはとても好まれますが、日本においてはそれほどでもありません。
日本の高級思考の方にはどちらかとシンプルなものが好まれますが、これを中華系の方に見せると
「地味」の一言です。
せっかくの商品も広告も、お客さんが好むデザインでなければ、まったく反応してくれません。
そのデザインはお客さんが好むものでしょうか?
商品が売れなかったときに見直す5つ:まとめ
商品が売れないと、商品の質が悪いから、商品の価格が高いからと考えてしまいがちです。
すると、品質を上げることにばかり着目したり、低価格にすることで価格競争に突入したりと
さらに自分の首を絞めてしまいます。
まずは上記5つに当てはまらないか、よく考えてみてください。
当てはまるようでしたら、一度見直してみてくださいね。