「売上が必ず上がる広告があるのでしたら借金をしてでも出しますよ」
そういう声をよく聞きます。
確かに、必ず上がるのであれば誰もがお金をかけますよね。
でも、その前にちょっとだけ考えてください。
その広告は適正な広告だったのでしょうか?
効果がある広告とは?
広告と一口にいっても、その方法はたくさんありますよね。
テレビや新聞、雑誌に載せるもの
ダイレクトメールやチラシ、看板などから
最近ではインターネットでの広告など様々な媒体があります。
マーケティングについて詳しく知らなくても
ビジネスをしているあなたなら
いずれかの広告を使用したことがあるのではないでしょうか?
広告を出してみてどうでしたか?
反響はありましたか?
「そこそこ反響はあったよ、よかった」
「ほとんどなかった、最近は難しいよね」
「期待していなかったけど、全くダメだった。もう広告はダメだね」
いろいろな回答が出てきます。
しかし、広告の費用対効果を聞いてみると実際には
しっかりと把握していない人が多いのです。
ネット上で商品を販売している人やチラシ持参の方は○○円OFFなど、
効果が明確にわかるような広告を出しているにも関わらず、その効果について曖昧にしか把握していない人がいます。
これでは困ります。
広告を出したら数値を把握しましょう
例えば、美容院でチラシを配布したケースです。
1、チラシを10,000枚配布して、100人が持参してくれた。
ここまでは多くの人は把握しています。
問題はこの先です。
2、チラシを配布するのにかかった金額と、売上高の推移
このあたりになると、売上の上下ぐらいしか見ていません。
チラシのデザイン、印刷、配布まで合計いくらなのでしょうか?
実際にチラシを配布してからの売上はどのくらい違うのでしょうか?
3、チラシ配布による新規のお客さんの獲得数
美容院の場合は新規来店時に、カルテを記入してもらえるので
新しいお客さんの獲得数は把握できます。
しかし、業種によっては新規のお客さんかどうかも分かりませんし
そもそも、新規のお客さんについて気にされていない方もいます。
4、そもそもチラシを配布した後の効果予想
これをしていないお店は多いです。
「お客さんが10人増で売上は50,000円アップを想定」
と明確に打ち出していないのです。
つまり、チラシを配布して効果があったか、なかったかは
具体的な数値を元にした感想ではなく「なんとなく」の感覚なのです。
なんとなく
広告費を使っている以上、このなんとなくではいけません。
この曖昧な点があると広告費をかけても売上はあがりません。
数値で管理をしていないと、これ以上の広告効果がわからないからです。
なんとなくですと、
売上だけがあがっても、利益が減っていた、ことに気づかないでしまうことも多いのです。
広告の反響がわかりにくいケースもある
先ほどの美容院は広告の反響がわかりやすい例ですが
工務店や税理士など、すぐに反響がわかりにくい場合の
広告はどうしたらいいのでしょうか?
そもそも広告の目的が、いつか必要な時までお店を覚えていて欲しい
という意味でしたら、それは大きく異なります。
いつか、とするのであればそれは「投資目的」での広告です。
とはいえ、工務店や税理士などは毎日必要なわけではありません。
でも、必要な時に思い出してほしいですよね。
ではどんな広告を出すのがいいのでしょうか?
そこに大きなポイントがあります。
さらにこの方法はどの業界でも大きく有効です。
どんな方法でしょうか?
それはまた別の機会にお伝えしますね。