
先日「ブログのアクセスアップ」として「ターゲットを絞る」ことでアクセスアップにつながりますよ、とお伝えしました。(ブログのアクセスアップの記事)
この記事を読んでくださった読者の方から、例として挙げていた英会話教室はそうかもしれませんが、すべてのブログに当てはまるとは思えないのですが。というご意見をいただきました。ありがとうございます。
そこで今回は、もう少し詳しくターゲットの絞込みについてお伝えしますね。
ターゲットを絞る理由
人は何をするにも「選択」して行動をしています。
昨日の晩御飯を例に取るなら、何を食べようか、どのくらい食べようか、無意識に選択しています。たとえそれが、帰宅したら家族がご飯を作ってくれている、状態だったとしても、選択肢の中には「食べない」「外食して帰る」などもあったのです。
このようにしてあなたは無意識に選択していることが多くあります。
食事を例に取るなら、マクドナルドなどのファーストフードに行ったことはありますか?ファミリーレストランはどうでしょう?街にある普通の居酒屋は?ではちょっと高級なレストランに行ったことはありますか?
ある人がこれら全てのお店に行っていても、特別不思議なことではありませんよね。
子供が行きたいと言ったのでファーストフードに行くでしょうし、家族でご飯を食べたいからファミリーレストランに行く事もあるでしょう。
仕事帰りに居酒屋によることもあるでしょうし、仕事の付き合いで高級なレストランに行く事もありますよね。
でも仕事の付き合いでファーストフードに行く事はあまり考えられませんし、高級なレストランに子供を連れて行くこともためらいますよね。
それはなぜでしょうか?
ファーストフードでは子供が少しぐらい騒いでも気にしませんし、女子高生たちがおしゃべりに夢中になっていても問題ありませんよね。
ですがそんなところで仕事の商談はできませんよね。ということはファーストフードでは商談をしたい、というお客さんは来てもらえません。でもファーストフードのお店はそれでいいわけです。
高級レストランに子供を連れて行くことをためらうのは、騒いではいけない場所だと思っているからです。わいわいガヤガヤした人たちには向きませんよね。
ターゲットを絞るというのはこういうことなのです。
ビジネスをしている以上、多くのお客さんに来て欲しいと思うのは間違いではありません。しかし、誰でもいい、としてしまうと来てくれたお客さんは違和感を感じます。
大事な初デートで選んだレストラン。少し落として照明が雰囲気も良く、接客もお料理も素晴しいけれど、子供が店内を走っていたりケンカをしていたりしたら、せっかくのデートは台無しですよね。
そして二度とこのレストランには行かない、と思いませんか?
これがお客さんが感じる違和感なのです。
ブログ集客での絞り込み
ではブログではどうでしょうか?
もちろんブログといっても、ビジネスとして使用しないブログであればターゲットを絞る必要はありません。
ですが、あなたはビジネスのためにブログを書いているのでしたら、しっかりとターゲットを絞ることは必要です。
例えば占い師だったとしますね。占いに興味のない人がブログを読むことはあまり考えられませんし、来店することもありませんよね。
占いとひとくくりにいっても内容は様々です。
仕事についてや家族について、お金や人生、恋愛まで占ってほしい事はたくさんあります。占い師さんは基本的には全て占うことが出来るでしょう。
でも仕事について気になっている人は恋愛の占いにはあまり興味がありませんよね。
ニーズが一番多いといわれる恋愛も、出会いを求めているのか、探しているのか、片思いなのか、付き合っているのか、それとも不倫なのか、多くの分野があり、年齢によっても求めるものは異なりますよね。
こういったことをブログ上でも絞っていないと、読者は読んでいるうちに自分が求めているものと違う、と感じて離れていってしまうのです。
これはどんな業種でも同様です。
税理士さんや行政書士さんなどの士業さんのような専門分野でも変わりません。あなたはどんな人に読んでもらいたいのか、あなたの得意分野はどんなところなのか、それらを明確にして書くことが大切です。
このターゲットを絞ることで、先に挙げたレストランと同様、読者は違和感を感じることなく、読むことができるのです。
ターゲットを絞るのは怖い
ターゲットを絞ると母体の人数は必然的に少なくなりますよね。するとブログの読者が少なくなり、引いては売上に影響するという思いからか、ターゲットを絞るのが怖い、という声もあります。
気持ちはわかります。母体数が多い方が読んでくれる人も多くなるような気がしますよね。
そうはいっても元々興味のない人は、どうやってもブログを読むことはありませんよね。いわゆる迷惑メールは何十万、何百万通を何度も何度も送って1件読まれるかどうかです。
それよりもあなたの書いたものを熱心に読んでくれる人の方が嬉しいですし、励みになりませんか?
ぜひともターゲットをしっかりと絞って書いてみてくださいね。