ホームページにも?!お店にお客さんが集まる仕組み

先日、クライアントと集客について話していたところ、ちょっとした専門用語を使われていました。そこで「その言葉ですとちょっと専門用語でわからない方もいるので、違う表現にしませんか?」

しかしクライアントから返ってきた言葉は「そうですか?皆さんご存知ですよ。ホームページでも使っていますよ」というものでした。

これ、実はよくあるケースなんですよね。

そこで今回は言葉による不思議な売上アップについてお伝えしますね

ホームページにお客さんが集まる仕組み

お客さんはなぜあなたのホームページに来たのでしょうか?

あなたのビジネスが
・洋服を売っているのなら、洋服が欲しかったから。
・歯医者さんなら歯が痛くてなんとかして欲しいから
・弁護士さんなら遺産の相続で専門家の意見が欲しいから
・化粧品販売なら気になっているシワをなんとかしたいから
・スポーツジムならベルトがきつくなってきたお腹の脂肪を減らしたいから
・焼肉屋さんなら焼肉が食べたくなったから
など、それぞれの理由がありますよね。

つまり、お客さんは知りたいこと、困っていることをなんとかしたくて、探してきたわけです。ということは、ホームページにお客さんが集まるのは「なんとかしたい」という人が多い、ということですよね。

例えば、焼肉屋さんの場合。

数年前に法改正により、焼肉屋さんでレバーの刺身、つまり生の状態で提供することが禁止になりました。あなたもきっと覚えているのではないでしょうか?

中止となる日付が近づくにしたがって、多くの焼肉屋さんはどんどん繁盛していきました。販売が禁止になる前に、最後のレバー、通称レバ刺を食べようとお客さんが殺到したからです。

しかし、レバ刺どころかレバー自体、元々大人気の商品というわけではありません。1頭から取れる量も限られています。仕入れの関係もあるのでしょうが、あまりの人気で全ての焼肉屋さんで必ずレバ刺を提供できるというわけではなくなってきました。

するとどうなったでしょうか?

レバ刺を提供してくれる焼肉屋さんを探そうと、多くの人がネットで検索をし始めたのです。「焼肉 レバ刺」

ホームページに「レバ刺しあります」と記載していたお店は、多くのお客さんがホームページを見にきます。お客さんはお店の場所を確認し、行き方を確認してお店に来店するのです。

これが「焼肉を食べたい!もう食べられなくなるレバ刺を今、食べたい」というなんとかしたい思いなのです。

「焼肉屋さんでレバ刺があるのは当たり前でしょ」と考えて何もしなかったお店とお客さんの数が大きく違うのは、もうおわかりでしょう。

このようなお客さんの「なんとかしたい」がホームページにお客さんが集まる理由なのです。

冒頭の、クライアントが使っていた専門用語について、あなたのビジネスにあてはめて考えてみてください。

専門用語とはいえ、知っているお客さんもいるでしょう。特に最近のネットの発達によりお客さんは驚くほどの知識をもっていらっしゃる方もいますよね。

とはいえ、全てのお客さんがその専門用語を知っているわけではありませんよね。そこへ専門用語を並べるホームページを見たら、多くのお客さんはこのお店は専門家しか対応しないお店なのだ、と思ってページを閉じてしまいますよね。

つまり、あなたはせっかく来てくれたお客さんを専門用語を並べることによって逃がしているのです。特にホームページではあなたがお客さんに説明することもできません。

お客さんはネットに掲載されていることが全てなのです。

だとすれば「なんとかしたい」と思うお客さんがネットで探してあなたのホームページにきた時に、あなたなら解決できると思ってもらえることが大切です。

そのために、お客さんがわかりやすい言葉でお客さんが使うであろう言葉をホームページに使うことが大切です。お客さんが使う言葉をホームページに載せたとき、お客さんが集まるのです。

お店にお客さんが集まる仕組み

さてホームページではお客さんが使う言葉を載せましょうとお伝えしましたが、実際にお客さんと対面している場合はどうでしょうか?

こちらは直接会っているので、わからないと言ってもらった時に説明をすればいいような気がしますよね。

では質問です。実際にお店でわからないことを質問するお客さんはどのくらいの割合でいると思いますか?あなたはいつも何人ぐらいの人に質問を受けますか?

それほど多くはありませんよね。10人いて2~3人ぐらいなのではないでしょうか?ですが、残りの7~8人は理解しているわけではありません。

わかっているフリをして聞かないだけなのです。

本当はわかっていないけれど理解したフリをしてごまかしているのです。そうなった場合、どうでしょうか?お客さんがあなたのお店で商品やサービスを購入しない確立があがることは想像できますよね。

万が一購入してくれたとしても次回はないかもしれません。

それはホームページと同様お客さんが「なんとかしたい」と思っていることに対して本心では「解決した」と感じてくれていないからです。そこで何かを購入していたとしても「買わされた」と思っている可能性があります。

「買わされた」と思うお店にまた行こうとは思いませんよね?

お店で対面しているからといって、安心してはいけません。お客さんからよく聞かれることがあるとすれば、それ以上の多くのお客さんが疑問に思っているのです。

質問しなくてもいいように、多くのお客さんが納得して理解できるような言葉を使う事が大切ですよね。

ホームページやお店にお客さんが集まる仕組み

ホームページでも対面の場合でも、お客さんに対して「これぐらいわかるだろう」という専門用語を使ってはいけません。

あなたが専門用語を使えば使うほど、お客さんは来なくなります。黙って立ち去っていくのです。

それを防ぐためには普段から専門用語は使わないようにして、なんと言えばお客さんは理解してくれるのか、考えるようにしましょう。

ホームページでは簡単な言葉で丁寧に説明している、実際に体面してもわかりやすく教えてくれる、そんなホームページやお店にお客さんは集まるのです。

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